FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
人前では緊張してしまい、手が震えて字がかけない方がいます。書痙(しょけい)とも言います。


これは社交不安障害(SAD=social anxiety disorder)の症状です。以前は社会不安障害といいました。いわゆるあがり症や、対人恐怖症の症状の一つです。

法事や結婚式での記帳、クレジットカードのサインなどを書く際になる場合が多いです。字ではないですが、お神酒を注いでいただく際や、お酌をする時にもなります。

緊張しないようにとすると、余計に緊張してしまいます。


緊張すると手が震えるのは誰でも起こります。

ちょっと古いですが、ロッキード事件の証人喚問の際に、日商岩井の海部八郎さんは、緊張のあまり手が震えてペンを飛ばしてしまいまいた。その姿は全国にテレビ中継されました。おそらく海部さんは普段はそれほど緊張しない方だろうと思うのですが。

僕自身も以前、検察側の証人として裁判に出廷したことがあります。どう考えても相手方の被告には理がありませんでした。それでも、相手の弁護士はなにか言わなければと思ったのでしょう。

僕の精神鑑定の信憑性について問われました。一人前の精神科医になるにはどのくらいかかるとお考えか、とか、先生はこれまでに裁判で証言した経験はどれくらいか、というような意地悪な質問です。ようするにお前は経験不足じゃないかということです。まあ、実際にその頃は経験が乏しかったのですが。

もともと医療と言うものは性善説に基づいて行われるため、このような意地悪な視線にさらされる経験はなかったので、非常にいやな体験でした。

その時に緊張するやら、腹立たしいやらで、サインする際に手が震えて上手に書けませんでした。まあ、緊張すると字が書けないという体験ができて良かったのですが。

心療内科・精神科の症状は、なりやすい体質の方が、ある一定の環境におかれると起こります。体質が強ければちょっとしたストレスでなるし、非常に強いストレスがあればどんな人でも起きるわけです。

<以前大きな会社の社長さんでもいらっしゃいました。みっともない真似は出来ないという気持ちが大きいのいでしょう。案外立場のある方にも多い気がします>

以前震えて困った体験があると、また震えるんじゃないかと不安になってしまい(=予期不安といいます)、余計に震えてしまいます。

この震えには、SSRIというお薬が効果的です。SSRIは選択的セロトニン再取り込み阻害薬というものです。SSRIを普段飲んで予期不安を減らし、それでも震えそうな時にはベンゾジアゼピン系の抗不安薬を頓服で飲みます。

心構えは「別に震えてもいいや」です。ありのままの自分を受け入れて、開き直るのがいいでしょう。


スポンサーサイト
2011.07.02 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://asanagispirito.blog.fc2.com/tb.php/33-35307898

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。