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ヤマアラシのジレンマ (あるいはハリネズミのジレンマ)


やまあらし



冬の寒い日のことです。ヤマアラシの夫婦は暖を取ろうと身を寄せると、お互いの針が体を刺します。離れると寒さに凍えます。

このジレンマのことです。

ショーペンハウエルの寓話を、精神分析学の創始者であるフロイトが引用して定式化しました。

以前、「あなたがここにいて欲しい」のところで、ちょっと触れました。

<Porcupine Dilemma といいますが、Hedgehog's Dilemma とも言います。英語ではヤマアラシがporcupine、ハリネズミがhedgehogです>

離れると淋しいのに、近づくと喧嘩をしてしまうことってありますよね。親子、夫婦、友人、同僚、恋人などあらゆる関係で。

試行錯誤して、ちょうど良い距離が見つかればいいですが、このジレンマが強過ぎる人(ボーダーライン=境界例)の場合にはなかなか難しいです。

それほど親しくない人に無視されても、それほどショックではないですが、恋人に無視されたら落ち込むでしょう。こちらはそんなに親しいと感じてなくても、相手はとても親しいと感じていることもあるでしょう。これは、二人の針の長さが違うのでしょうね。

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以前書きましたが、最近日本では対人距離がかなり遠くなっているように思います。

実際にヤマアラシの棘が長く鋭くなっているというよりも、そう思い込んでいるだけなようにも思えます。また、ちょっとした傷で、すぐに傷つくほど心が柔らかくなっているのかもしれません。


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2012.01.31 / Top↑

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